温泉を楽しむための簡単な温泉の基本知識や泉質解説

どうも、温泉ソムリエのぽこみち(@pokomichi_apple)です。

今回は僕の温泉についてのわかる知識を簡単にまとめて紹介していこうと思います。

温泉の定義やいろんな成分や泉質について、ちょっと知っているだけで今までなんとなく入っていた温泉をより楽しんでいただけると思います。

温泉とは

日本にはたくさん温泉がありますが、地中から湧き出る水全てが温泉というわけではありません。

温泉には条件があり、その条件を満たす中で色々な成分や性質をもった温泉があります。

ここでは、簡単に温泉について説明します。

温泉の定義

まずはじめに温泉とはなんなのでしょう?

知らない人も多いとは思いますが、温泉にはしっかりと定義があるんですよ。

  • 温度が25℃以上
  • 一定量の成分が含まれている
  • 放射性物質(ラドン)が一定量含まれている

上記3点のいずれかを満たしていると温泉になります。

温泉のpH(酸性とアルカリ性)

温泉によってpHは異なっており、酸性からアルカリ性まで程度に応じていろいろな温泉があります。

酸性の温泉

酸性の温泉では肌の表面を殺菌したり、硬くなった角質を柔らかくする効果があります。

草津温泉のように強い酸性の温泉は、入ると肌がヒリヒリします。乾燥肌や肌の弱い人には刺激が強すぎるので長湯はしないようにしたり、温泉から上がる前にお湯で温泉成分を洗い流すようにしてください。

アルカリ性の温泉

アルカリ性の温泉はクレンジング効果が高く、肌の汚れや角質などを落とす効果があります。

温泉に入るとトロトロで肌がツルツルになるのは、このクレンジンク効果の影響です。温泉に入るだけで肌の汚れが落ちるので体を洗うときはタオルを使わず手で洗うのがいいですよ。

また、強いアルカリ性の温泉は肌の表面から油分が取られすぎるので、上がった後は乾燥しないように十分に化粧水などで保湿をしてください。

ただし、湯田温泉にある名勝 山水園、屋久島の尾之間温泉のように、硫黄も含まれた温泉は肌をコーティングする効果があるので、アルカリ性の温泉との相性がよく、保湿の効果もあるのでおすすめです。

メモ
基本的に強い酸性、強いアルカリ性、成分の濃い温泉は上がる前にシャワーで温泉成分を流しておくのがいいみたいです。

僕はアルカリ性の温泉は流していなかったので、ちょっと気をつけようと思います。

温泉の浸透圧について

温泉成分表を見ると「高張性・低張性・等張性」という表記があります。これは、温泉の浸透圧を表しています。

体の細胞液の濃度を基準に高張性は濃い温泉、低張性は薄い温泉、等張性は同じ濃さの温泉です。

  • 高張性:細胞液より濃度が濃い温泉 ⇒ 温泉成分が体に浸透しやすい
  • 低張性:細胞液より濃度が薄い温泉 ⇒ 水分が体に浸透しやすい
  • 等張性:細胞液と同じ濃度の温泉 ⇒ 水分の移動がほとんどない

どの温泉が良いということはありませんが、高張性が湯あたりしやすく、低張性が肌がしっとりします。

基本的な温泉の泉質について

ここからは基本的な温泉の泉質についてご紹介していきます。

単純温泉

温泉の定義の25℃以上という条件のみを満たしたものを、単純温泉といいます。

基本的に単純温泉は成分が薄い温泉で、アルカリ性の温泉が多く、肌に優しい美肌の湯が多いです。成分が薄いといっても一般的な入浴剤を使うよりも濃いんですよ。

優しい温泉なので、小さいお子さんでも安心して入ることができるのも特徴です。

二酸化炭素泉

温泉の中に基準量の二酸化炭素が含まれています。

炭酸泉とい呼ばれる温泉で、入ると肌に炭酸の泡が付きます。二酸化炭素による血管拡張作用があり、体の芯から温まる温泉です。

スーパー銭湯で最近よく見られますが、天然の炭酸泉は珍しいんですよ。

炭酸泉の働き

炭酸泉に入ると、温泉に溶け込んだ二酸化炭素が皮膚の表面から血管の中に入り込むことで血管内の二酸化炭素濃度があります。

増えた二酸化炭素を排出するために、血管が拡張して血液量も増えるので、体の隅々まで血液がながれて芯から体が温まりまるんです。

炭酸水素塩泉

基準量の成分が含まれ、その主成分が炭酸水素イオンである温泉です。

アルカリ性の温泉が多くあり、美肌の湯と呼ばれます。炭酸水素塩泉の美肌の湯も湯上り後は乾燥しやすいため、化粧水等での保湿を忘れないようにしましょう。

塩化物泉

基準量の成分が含まれ、その主成分が塩化物イオンである温泉です。

ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどが含まれており塩っぱい温泉。体の芯から温まり、汗の蒸発を防ぐ効果もあるので湯冷めしにくい泉質です。

塩化物泉は鳥取の皆生温泉のように、海のそばにある温泉に多い気がします。

含ヨウ素泉

温泉の中に基準量のヨウ化イオンが含まれています。

ヨウ素で有名なのはヨードチンキやイソジンなどのうがい藥など抗菌作用があるものです。含ヨウ素泉にも同様に抗菌作用がある温泉になります。

飲泉でコレステロール値を下げる働きもあるようです。

硫酸塩泉

基準量の成分が含まれ、その主成分が硫酸イオンである温泉です。

高血圧や傷などの外傷に効果があるようです。長寿の湯とも言われるようですが、あまり硫酸塩泉に関しては知識がありません。

含鉄泉

温泉の中に基準量の鉄イオンが含まれています。

温泉が空気に触れると、鉄の酸化して茶褐色になります。体の芯から温まるだけでなく、高い保湿効果があります。

含鉄泉で有名なのは有馬温泉ですね。ちなみに、有馬温泉は日本有数の濃い温泉なので湯あたりしやすいので注意が必要です。

硫黄泉

温泉の中に基準量の硫黄が含まれています。

温泉特有の硫黄の匂いがする温泉で、硫化水素による腐卵臭がします。硫黄泉は空気に触れることで白濁していたり、その他の成分によっていろんな色になります。

美肌の湯でもあり、肌の保湿のコーティングをする効果があります。

その他にも硫黄泉には様々な効果があるようですが、詳しくはわかりません。

酸性泉

酸性泉はその名の通り酸性の温泉で、水素イオンが基準量含まれた温泉です。

火山地帯によく見られる温泉で、殺菌効果や角質を柔らかくする効果があります。日本特有の泉質で海外ではほとんど見られない泉質です。

放射能泉

放射能と聞くと危険なイメージがあると思いますが、レントゲンに使う放射線量よりもかなり少ない量です。

微弱な放射能は人体に良い影響を与えると実証されており、日本一の放射能泉と言われる鳥取県の三朝温泉は湯治場として有名です。

個人的に好きな泉質

最後にぽこみちの個人的に好きな温泉をご紹介します。

乾燥肌な僕のおすすめの温泉は、アルカリ性単純硫黄泉ですね。

温泉に入ったときにトロトロで実感ができるアルカリ性の温泉で、上がった後も肌を保湿してくれる硫黄の成分が含まれている最高の組み合わせの温泉だと個人的に思っています。

炭酸泉も好きなのですが、やっぱり一番好きなのはアルカリ性単純硫黄泉。

とは言っても、温泉の泉質も人によって好みは別れるもの。自分の好きな温泉を見つけて楽しむのも温泉の醍醐味なので、いろいろな温泉に入って、自分好みの温泉を見つけてくださいね!