どうも、温泉ソムリエのぽこみち(@pokomichi_apple)です。
今回ご紹介するのは、島根県の世界遺産にある温泉、温泉津温泉の「薬師湯」です。
温泉の泉質はもちろん、港町として栄えていた湯泉津の街並みもおすすめの温泉地なんですよ。
温泉津温泉について
温泉津温泉は初めて見る人には読めないかもしれませんが、湯泉津(ゆのつ)と呼びます。
島根県大田市にある港町にある温泉で「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、世界遺産に登録されています。
世界遺産の石見銀山からは車で30分の場所にあるので、石見銀山に行くなら少し足を伸ばして是非とも行って欲しい場所です。
温泉津温泉の街並み
湯泉津温泉の街並みは、石見銀山で取れた銀の輸出港として栄えた港町で、国の重要伝統的建造物群保存地区としても登録されているので、昔ながらの寂れた街並みを歩くだけでも風情があります。
この地域ならではの茶色の石州瓦の街並みも綺麗ですよ。
温泉津温泉 薬師湯の紹介
湯泉津温泉にある薬師湯は泉質も雰囲気もいい日帰り入浴施設です。薬師湯の他にも開湯当時からの源泉を引いている元湯が入浴施設としてあります。
薬師湯の源泉は1872年に発生した浜田地震により新たに湧出したので、震湯とも呼ばれています。
薬師湯の泉質
薬師湯の泉質はナトリウム・カルシウム一塩化物温泉で、2005年に日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し温泉です。
泉質について、詳しくは温泉を楽しむための簡単な温泉の基本知識や泉質解説にまとめていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
薬師湯の温泉浴場
薬師湯の湯船はひとつだけで、昔ながらの湯治場の作りになっています。
源泉の温度は45℃で自然に湧き出ている源泉がそのまま湯船に注ぎ込まれているので、かなり熱めになっています。
長湯はせずに、「短い時間入っては外で涼む」というように温泉を楽しんでください。
貸切風呂もあるのですが、小さな湯船でもっと湯温が高いので熱いお湯が苦手な人にはおすすめできません。
薬師湯の館内
薬師湯に入った後は、2階の湯上りどころや3階のテラスで休憩することができます。
歴史ある建物の中で湯上りにゆっくり休むのも癒しの時間ですよ。
テラスからは、温泉津温泉街の綺麗な建物の並びも見られます。
震湯カフェ・震湯ギャラリー
薬師湯の隣には、大正の木造建築(薬師湯旧館)を利用したギャラリーとカフェ(震湯カフェ・震湯ギャラリー)があります。
震湯カフェでは江戸時代の奉行飯やカレーを食べることができるので、ランチの利用もいいですよ。
夜の営業はしていないのですが、街並みと一緒に撮影する震湯カフェは雰囲気があって綺麗ですよ。
温泉津温泉 薬師湯のまとめ
世界遺産の街並みにある温泉津温泉 薬師湯。
源泉かけ流しの温泉だけでなく、湯泉津の街並みまでたっぷり楽しむことができるかなりおすすめの温泉地です。
せっかく行くなら、ちょっと時間をとってのんびり観光してみてくださいね。