カングー購入で後悔?オーナー目線でメリットデメリットを紹介

こんにちは、ぽこみちです。

2022年秋に新型カングーが日本でも発売予定となり、これまでの初期型やカングーゼンの中古車にも注目が集まっていますね。

僕自身カングーオーナーになって3年半。実際にカングーに乗ってみて気づいたメリットやデメリットをまとめておこうと思います。カングー好きな夫婦なのでメリット多めになるかと思いますが、

  • カングーを購入検討している方
  • カングー購入で後悔したくない方
  • カングーユーザーの生の声を聞きたい方

の参考になれば光栄です。

カングーゼンを購入して後悔はない!

カングーゼン

まず、前提として書いておきたいのが、僕ら夫婦(子ども達含めて)はカングーを購入して全く後悔はしていないです!

もちろん不便さやちょっと機能的に足りない部分はありますが、その点を踏まえてもカングーを購入してよかったですし、不便な点を楽しむことができるのがカングーの良さかなとも思っています。

初めてのマイカーなので、比較対象がないというのも理由の一つかもしれません。

我が家は2018年式ワンオーナーの中古車を購入したのですが、良いタイミングで良い状態のカングーに出会えました。

新型カングーはガラッと雰囲気が変わるので、以前までの可愛いカングーが良い人は中古車での購入になります。

僕がカングーを買った理由や購入費用は別記事でまとめています。

カングーのメリット

まずは僕が感じるカングーのメリットから紹介します。

  • 乗っていてテンションが上がる(可愛い・オシャレ)
  • 車内空間が広い
  • 積載量が多くてアウトドアにもピッタリ
  • シートにクッション性があって乗り心地が良い
  • 意外と小回りが効く
  • 想像以上に故障しない

乗っていてテンションが上がる(可愛い・オシャレ)

カングーゼン

カングーが好きだからというのはありますが、運転していてテンションが上がりますし、可愛くておしゃれなのもポイントが高いです!

トヨタの新型シエンタが欧州車の雰囲気に寄せてきているのもカングーやベルランゴなどの人気を反映してるのではないかと思っています(笑)

普段はECOモードで運転しているので、走り出しはのんびりしていますが1.2Lターボエンジンは特にストレスはないですね。

車内空間が広い

カングーゼン

カングーは車内空間が広くてゆったりしており居心地が良いです。

後部座席は全て独立しており、大人が座っても前席との間にスペースがあるので圧迫感がありませんし、後部座席が少し高区なっているので視界も良く開放感があります。

後部座席のウィンドウが一番下まで下がるもの個人的には好きなポイント。

カングーゼン 車中泊

後部座席と助手席を倒すとかなり広いフルフラットになるので、自作トノボードの2段ベッドを活用して家族4人で車中泊をしたこともあります。

流石に4人だと広々とはいきませんが、足を伸ばして寝ることができますよ。

積載量が多くてアウトドアにもピッタリ

カングー 積載量

荷室容量は660Lと広いのでかなり荷物を積むことができます。

キャンプなどのアウトドアシーンにもぴったりで、我が家のキャンプでも大活躍!

大鬼谷オートキャンプ場

観音開きで荷物も積み込みやすいのですが、雨の日は雨晒しになるのがちょっとした難点です。

シートにクッション性があって乗り心地が良い

カングー シート

カングーのシートはクッション性があって乗り心地が良いです。

ファブリックシートで高級感はないですが、乗り心地が良いのが一番です。

意外と小回りが効く

車体サイズは意外と大きい(全長 4,280 mm × 全幅 1,830 mm × 全高 1,810 mm)のですが、意外と小回りが効きます。

狭い道は車幅の広さが少し気になることはありますが、小回りが効くお陰でストレスなく運転することができています。

想像以上に故障しない

カングーを購入してもうすぐ4年で、現在の走行距離は5万km弱。

購入時点の走行距離が1万kmちょっとだったので、毎年1万km程乗っていることになるのですが、調子が悪くなったことは一度もないです。

定期的にオイル交換をしているのはありますが、車検時でも交換したのはワイパーブレードのみ。

個体差もあるとは思いますが、初代カングーに比べるとかなり故障も少なく優秀みたいです。

カングーのデメリット

続いて、カングーのデメリットです。

数が多いですが、決してカングーをおすすめしていないわけではないので悪しからず(笑)

  • スライドドアが閉めづらい
  • ドリンクホルダーの使い勝手が悪い
  • 空調が効きづらい
  • 先進機能がない
  • ハイオクなので燃費が悪い
  • 路面の凹凸で横揺れする
  • ブレーキ鳴りがする
  • キーレスではなく、リモコンが効きづらい
  • シートヒーターがない
  • 3世代での移動ができない(フリード、シエンタは7人乗りがある)

スライドドアが閉めづらい

まず、最初の不便(慣れが必要)なポイントはスライドドアが閉めづらいこと。

カングー スライドドア

自動が主流になっている最近では珍しい手動のスライドドア。いかんせんこのスライドドアを閉めるのにはコツがいります。

男性だと問題ないと思うのですが、女性だと慣れるまではちょっと大変。

妻も最初は苦戦していましたが、今では問題なく閉められています。ただ、自動スライドドアに慣れている人にとってはなかなかの不便ポイントなのではないかと思います。

ちなみに、手前に引っ張るのではなく車体に平行に横に引っ張るのがコツになります。

ドリンクホルダーの使い勝手が悪い

続いて、カングーユーザーなら誰もが知っている使い勝手の悪いドリンクホルダー。

カングー ドリンクホルダー

通常センターコンソールや両サイドのエアコン吹き出し近くにあるドリンクホルダーですが、カングーはセンターコンソールに浅いドリンクホルダーが1つあるだけ。

浅いかつ細いので背の高いカップや太いペットボトルは入れることができないですし、缶を置くのもおすすめできません。

しかも、奥にあるのは灰皿置きとのことで小さなカップしか入れることができません。

僕は運転席側のスペースやIKEAのSUNNERSTA スンネルスタを活用していますが、蓋のないドリンクは若干不安がありますね(笑)

空調が効きづらい

車内空間が広い車の宿命かもしれませんが、カングーは空調が効きづらいです。

窓ガラス も大きいですし、後部座席は足元しか吹き出し口がないので暑さ対策に小型扇風機寒さ対策にブランケットの常備が必須。

とくにチャイルドシートに乗るお子さんがいる場合は熱中症にならないように気をつける必要があります。

なお、運転席の足元の空調は吹き出し口が変な方向に向いているので温まりが悪いです。

先進機能がない

カングーは今時の車に付いている先進機能がほとんどありません。

かろうじてあるクルーズコントロールのおかげで長距離運転でもあまり疲れませんが、自動追尾システムや緊急ブレーキ、アクティブクルーズコントロールなどはありません。

商用車ベースの車なので仕方がないのですが、先進機能が欲しい方はカングーは選択肢から外れてしまいますね。

ハイオクなので燃費が悪い

カングー ハイオク

EVやハイブリッドが広まってきているこのご時世にハイオクガソリン車なので、燃費は良くありません。

実走でリッター約12kmで月間のガソリン台は15,000〜22,000円ほど。

冷静に考えるとハイブリッドでも倍以上走るので、地球にもお財布にも優しくないですね。

ブレーキ鳴りがする

カングーは比較的ブレーキなりが鳴りやすい気がします。

カングーが初マイカーなので他社比較はできませんが、ブレーキダストが多いからなのか気になることが多いです。

ディーラーさんや車検時にチェックしてもらいましたが、問題はないとのことでした。

路面の凹凸で横揺れする

カングーの車高の高さのせいか、路面の凹凸での横揺れが若干気になります。

よく通る裏道に1箇所凹んだ場所があるからかもしれません(笑)

普通の道や高速道路を運転するときは全く車体の揺れや振動は気になりませんよ。

キーレスではない&リモコンが効きづらい

カングーはキーレスではなく鍵を挿してエンジンをかけるタイプなので、鍵穴周辺に傷がかなり付きます。

ちなみに、給油口を開けるのにも鍵が必要です。

そして、リモコンキーがとにかく効きづらい。

カングー 鍵

メインキー(左)のリモコンは無線で使用する周波数をとなっており、日本の電波法違反になるので使えなくなっているんです。

そのためコブラキー(右)が付いているのですが、いかんせんこのリモコンが本当に効き辛い。何回押しても反応しないので壊れたんじゃないかと思ったことが何度もあります。

メインキーを使えるようにすることはできるのですが、違法なんですよね。

ちなみに、メインキーは感度抜群みたいですよ。

シートヒーターがない

これは無い物ねだりですが、シートヒーターがある車に乗る機会があるとカングーにもシートヒーターが欲しいな…と思ってしまいます。

もちろん無くても好きなんですよカングー。でもあったらあったかいだろうな…(笑)

3世代での移動ができない(フリード、シエンタは7人乗りがある)

最後は祖父母が遊びにきた際の移動手段として使えないこと。

我が家は妻と子ども2人の4人家族で、祖父母込みで1台で移動できないのは不便に感じることがあります。

同型車種のフリードやシエンタは6、7人乗りのタイプがあるため、大人数で乗る可能性がある人はカングーよりそちらが良いかもしれません。

グランカングーという3列シートのカングーもありますが、日本仕様車ではなくかなりレア車種なので個人的におすすめできるのかはわかりません。

【結論】カングーは本当におすすめの車

こんな感じでカングーのメリット・デメリットをザッと書きましたが、カングーが大好きですし、デメリットも踏まえて楽しめる可愛い車!

車購入を検討している当初は3列シートで探していたのですが、結局カングーにして本当によかったです。

カングーオーナーとしてまもなく4年になりますが、我が家やみんなとても気に入っています。

今乗っている型式の新車はもうありませんので、大切に乗っていこうと思っています。

Instagramでもカングーの投稿をしたりもしているので、カングー購入を検討している人やカングーに乗っている人は是非仲良くしてくださいね!