Twitterを賑わせていた、LINEがトークルームの内容や情報が見られているのではないかという情報。
発端はわかりませんが、2018年1月15日にアップデートされたLINEからの「サービス向上のための情報利用に関するご案内」がはじまりだそう。
今回は、LINEへの情報の提供とはなにか。そして、トークルームの情報はどこまで提供されるのかをしっかりとお伝えできればと思います。
目次
LINEのアップデートに関して
前述した、LINEの「サービス向上のための情報利用に関するご案内」はこちら。
LINEでは、不正利用の防止、またサービスのさらなる改善・開発等のため、特定の情報利用に関するご案内、およびプライバシーポリシーの変更を行います。
本件は、皆さまへのより良いサービスの提供を目的としております。友だち(ユーザー)同士でやり取りしたメッセージや画像・動画などの内容、通話内容などは含みませんのでご安心ください。
LINEはサービス開始から今年で7年を迎えます。
今後はこれまで以上に、迷惑行為やアカウント乗っ取りの対策強化、ユーザーの興味関心にあったコンテンツ配信、各サービスの機能改善や研究開発等において、皆さまの情報を活用し、さらなるサービス向上を目指してまいります。具体的な対象となる情報は、以下をご確認ください。
とあるように、ひとまず情報提供に関しては、メッセージや画像、動画、通話内容は含まないので安心してください。
このLINEからのリリースに併せて、プライバシーポリシーの変更についての同意が必須だったため、ユーザーの皆さんは同意をして今までLINEを使っていて今に至ったという状態ですね。
ちなみに、情報利用に関してのご案内の詳細画面には、サービス向上のための情報利用に関する同意は任意であり、いつでもLINEアプリ上の「プライバシー設定」から変更することが可能である旨がしっかり記載してありました。
正直ここまで読む人はほとんどいないと思いますが(笑)
実際の文章はこちらです。
・同意は必須ですか?
プライバシーポリシーについてはLINEサービス上における情報の取扱いを規定するものであり、全てのユーザーには必須でご同意いただいております。
サービス向上のための情報利用に関する同意は任意であり、いつでもLINEアプリ上の「プライバシー設定」から変更することが可能です。
LINEに提供する5つの情報
LINEに提供している情報は5つあります。
友だちとのトークルーム
友だちとのトークルームで提供される情報は大きく分けて2つ。
- 「スタンプ・絵文字・エフェクト・フィルター」の使用した種類
- 「トークの相手・日時・既読・データ形式(送った内容が画像かテキストかという情報)・取消機能・URLへのアクセス」などの利用状況
個人的に記事なっていたトークルームの情報提供内容。
トークの内容はもちろん含まれていませんが、予想以上に多くの情報が提供されていると感じますよね。
公式アカウントとのトークルーム
公式アカウントとのトークルームでは、トーク内容(テキスト・画像・動画を含む)を含むコミュニケーションが提供されています。
※ただし、官公庁、自治体、政党、金融、病院、宗教に関連するものなど、LINEが特に機微な情報を扱う可能性があると考えているアカウントについてはトーク内容は分析の対象外となるそうです。
タイムライン
タイムラインの「投稿内容・投稿日時・データ形式・コメント欄のスタンプ・閲覧時間・閲覧回数」が提供されています。
※公開範囲が自分のみの場合は対象外となります。
LINEが提供しているブラウザ、保存、共有などの利用状況
トークルームで保存や共有の機能を使った場合、そのデータ形式等が提供されています。
LINE経由でのURLアクセス元情報
友だちとのトークルームでシェアされたURLにアクセスした場合、そのトークルームのこと。
LINEが情報収集するの目的
実際にLINEは集めた情報をどのように使うのでしょうか?
- サービス上の不正対策
- 当社サービスの改善及び研究開発
- ユーザーの関心にあった、より適切なコンテンツ及び広告の表示
不正防止、LINEの改善とマーケティングのための情報収集というわけですね。
詳しい内容はLINE公式ブログのQ&Aで確認してください。
LINEの情報利用への同意設定を変更する方法
個人情報やトークルームの内容がLINEに提供されていないとはいえ、情報が提供されているのはちょっといい気分ではないですよね?
設定を変更すれば、情報提供しないようにできるのでご紹介します。
プロフィール画面左上にある「設定アイコン」をタップします。
設定メニューの中にある「プライバシー管理」をタップします。
プライバシー管理の「情報の提供」をタップします。
「トークルーム情報」をOFFにすれば完了です。
ぽこみちは「ウェブ追跡型広告の受信」もしたくないのでOFFにしています。
この状態になっていれば安心ですよ。
LINEへの情報提供まとめ
今回、Twitterの影響で認知が広まったLINEの情報提供。
トーク内容が外部に漏れるなど、誤った情報で拡散されてしまいましたが実際に周知が広まるのは良いことですね。
LINEの情報提供に関して簡単にまとめると以下の通りです。
個人情報は流出していない
LINEを使うことで自分や友だちの個人情報は流出しないので、これまで通りLINEの使用を続けても問題ありません。
トークルームの内容は提供されていない
友だち通しのトークルームの内容がLINEに提供されることはありません。
やっぱりあまりいい気分はしない
そうはいっても、情報がLINE側に取得されているというのはいい気分ではないので、プライバシー設定で「情報の提供」をOFFにしておくと安心です。
自分が使っているサービスやアプリがどのような規約やプライバシーポリシーに則って運用しているか。
これを機に意識することが大切ですね。