今日ははじめて茜染にチャレンジしてみました。茜染の手順や今回の気付きなどを備忘録のためにまとめようと思います。
今回は、染師のぽこみち(@pokomichi_apple)としてのブログです。
茜染に必要なもの
アカネは古来から染料であると同時に、生薬で利尿、止血、月経不順、神経痛などに効能があるそうです。
そんなアカネでも今回は市販されているインド茜の根っこを乾燥させたものを使います。
《準備するもの》
- 染めるもの(今回はTシャツ)
- インド茜
- 焼きミョウバン
茜染の下準備
まずは、インド茜を煮出していきます。
インド茜100gに対して1.5リットルの水で染めるとの記載があったのですが、1.5リットルだとあまりにも少ないため、今回は水2リットルにしました。
適量のインド茜の根っこを三角コーナーなどに使う不綿布フィルターに入れておくと、煮出した後の処理が楽です。
※直接煮出すと、後で根っこを濾さないといけません。
30分程煮出して茜の色素だします。
煮出している間に、焼きミョウバンの媒染液を作ります。
調べると染める布の重量に応じた焼きミョウバンの量などが書いてあったりしてわかりづらいのですが、媒染液の濃度は1~5%程。
今回は5%(1リットルに50g程)で作ったのですが、正解はわかりません。
※固形の焼きミョウバンは溶けづらいので、お湯で溶かしてください。
これで下準備は完了です。
茜染をしてみよう
下準備が出来たら、さっそく染めましょう。
染めるものを染液(茜染の液)に付けます。今回の染め時間は10分程。調べてみると約30分つけているものが多かったです。
染ている間も弱火で煮立たない程度に染液を温めて煮染めにします。
煮染めをした後に、焼きミョウバンの媒染液に10分程度つけます。
あとは水洗いして完了です。
染液が少し薄かったのと、染め時間が短かったのでイメージしていたより薄くなりましたが、しっかり茜色に染まりました。
自然の色は綺麗ですね。
今後は藍染と併せて、茜染もやっていきたいと思います。