日本では参加したことがある結婚式ですが、タイの結婚式となるとドレスコードや礼儀などわからないことばかりですよね。
今回は、先日参加したタイの友人の結婚式に参列してわかった、結婚式のスタイルや事前に確認した方がいいことなどをご紹介します。
今後タイの結婚式に参加することがある人の参考になれば嬉しいです。
目次
タイの結婚式のスタイル
基本的にタイの結婚式のスタイルは日本と同様「挙式と披露宴」です。
ただ、午前中はかなり朝早くから始まり、のんびり挙式や昔ながらの儀式的なことを行っていきます。
挙式や披露宴については後ほど詳しく説明していきますね。
タイの結婚式の服装は?
まず、気になるのが結婚式の服装ですよね。
今回の挙式はモダンチャーニーズスタイル。
ただ、タイ人は日本人に比べてかなりのんびりしているのか、ウェディングのドレスコードをこちらから確認してようやく教えてもらいました。
着ているチャーニーズ衣装は友人が準備してくれたのですが、スーツのスラックスだと合わなかったのでデニムにスニーカーというアンマッチぶり(笑)
この格好でも特に問題はなさそうでした。
参加していた他の友人もシャツにスラックスというそこまで正装ではなかったので、日本ほどきっちりした決まりはなさそうですよ。
ちなみに今回のFacebookのメッセンジャーで送ってもらった招待状はこちら。
招待状の一番下にウェディングのテーマカラーがあり、披露宴はこちらのテーマカラー(NAVYBLUE&ROSEGOLD)に沿って行われました。
ぽこみちはネイビーのスーツで参加。
今回のように、挙式と披露宴で服装が異なることもあるので招待状をもらっていないときは、招待してくれた新郎新婦に確認するのが一番ですよ。
よく言われるのが、タイの結婚式では「死を意味する黒」と「血を意味する赤」は着てはいけないと言われています。
ただ、一緒に参列したタイの友人によると、新郎新婦のルーツによるとのこと。
タイは歴史的に中国系の移民が多くて、中国にルーツがある人は黒や赤がタブーという風には捉えないそうです。
現に今回は新郎新婦が赤色を着ていますしね(笑)
※こちらも新郎新婦に確認するのが確実そうです。
ご祝儀はいくら必要か?いつ渡すのか?
ご祝儀を渡すのは、夜に行われる披露宴の受付のタイミングです。
披露宴会場には受付が設けられているので、参加者名簿(日本でいう芳名帳)に名前を書いて置いてあるボックスにご祝儀を入れた封筒を入れます。
本来であれば、招待状の袋にご祝儀を入れるとのことなのですが、招待状はメッセンジャーで貰っただけなので日本のご祝儀袋に入れて渡しました。
気になるご祝儀の額ですが、調べたところ
- 親しい友人:1,000〜2,000バーツ
- 友人や同僚:500〜1,000バーツ
- 部下(上司の場合):3,000〜4,000バーツ
とのことです。
今回は家族で出席しており、上司より多い額を渡すと失礼かなという点も考慮して、今回は3,000バーツを包みました。
ただ、新郎新婦は日本でのぽこみちの披露宴に参加してくれたので、そのお礼も込めて15,000円程のプレゼントも事前に渡しておきました。
時間通りには始まらない
挙式披露宴どちらにも言えることなのですが、招待状に記載されている時間通りに始まりません。
挙式は7時前に会場に行ったら、ゲスト控え室のような場所で朝食や飲み物が提供されていて、のんびり朝食を食べる時間もあります。
披露宴に至っては時間通りに受付に行ったら新婦の妹さんに「なんでこんなに早く来てるの?」と言われるほど(笑)
日本人としては、時間通りに行くのが当たり前ですが、少しくらい遅れても全く問題ないのがタイスタイルです。
タイの結婚式(挙式)について
ここからは挙式と披露宴について分けてご紹介します。
タイの結婚式(挙式)は朝が早い
招待状を見て驚いたのは、挙式の始まる時間です。
なんと朝7時から!
タイの挙式は午前中、しかも早く始まるのが通例みたいですので注意してくださいね。
新郎新婦は何時から準備を始めているのか、考えただけで大変そうです(笑)
新郎へ試練を与える友人たち
かしこまった挙式が始まる前に新郎が新婦の待つ部屋に迎えに行くという一大イベントがあります。
ただ、その前に新婦の友人がリボンを持って行く手を塞いでいるんです。
そこで新郎は腕立て伏せや炭酸の一気飲み、バナナをたくさん食べるなど新婦の友人が課す課題を実施しなくてはいけません。
新郎が課題をこなした後に、新郎の父親から友人に封筒に入ったお金が渡されます。
ぽこみちと共通の友人のみさとちゃんの日本人ペアもこのイベントにも参加して、新郎に英語で新婦の好きなことを20個答えてもらいました。
このイベントを経て、新郎新婦の正式なツーショットを見ることができます!
伝統的な儀式が行われる
新郎にとっての一大イベントが終わった後は、新郎家から貢ぎ物の紹介や両親への感謝を伝えたり伝統的な少しかしこまった内容のものがかなりフランクに進んでいきます。
夫婦に水を垂らす儀式や、夫婦の仲が長続きするようにという意を込めた小さな団子が入った甘いスープを飲んだりとタイの人にとっては定番のイベントが続きます。
ちなみに、周りの人は写真を撮りまくっています。
挙式はゆるーい感じで写真撮影を度々挟みながら進みますが、いつ終わるのかわからないほど長いです。
新婦の妹さんや友人が途中で抜けても大丈夫だというので、ぽこみちは10時半くらいに抜けさせてもらいました!
タイの結婚式は挙式と披露宴の間に時間がたっぷり
招待状を見るとわかりますが、披露宴は夜の6時から。
挙式と披露宴の間にかなり時間があるので、この時間でお出かけができますよ。
タイの結婚式(披露宴)について
タイの披露宴では日本のように一斉に会場に入場するわけではなく、受付終了後に自由に入場できます。
時間になってもこの空席の多さ(笑)
食事はビュッフェスタイルで来た人から自由に食べ始めます。
新郎新婦が入場するのはだいぶ時間が経ってからで、「入場→新郎新婦挨拶→キャンドルサービス→ケーキカット→ブーケトス」が終わったらもう退場。
主役が会場にいる時間が短すぎて驚きです!
あとは今回感じたのはタイの結婚式は演出がすごいということ!
ブーケトスの時にはシャボン玉も出て来てましたよ。
タイの結婚式は新郎新婦の写真撮影会
披露宴で新郎新婦が会場にいないときは受付横で常に来場者と写真撮影をしていました。
挙式、披露宴通して主役の2人は常にカメラマン帯同で写真を撮影しています。
タイ人の友人によると新郎新婦にとっての結婚式は写真撮影会のようなものだそうです。
日本の結婚式よりかなり大変そうですね。
タイの結婚式まとめ
今回始めてタイの結婚式に出席しましたが、日本の結婚式と違う部分ばかりで本当に楽しむことができました。
招待してくれた新郎新婦のお陰で、なかなかできない経験ができて大満足です。
このブログを読んでいるあなたもタイの結婚式に招待された人だと思いますが、異国の結婚式を思う存分満喫してくださいね!